かつては大衆魚といわれた秋刀魚。
旬の秋には必ずといっていいほど食卓に並びましたが、2010年ごろから漁獲量が減りはじめ、今やすっかり高級魚となってしまいました。
地球温暖化や秋刀魚の乱獲などにより、秋刀魚の数は年々減っているようです。
今回は、秋刀魚の値段が高くなる理由と2023年の秋刀魚の値段やお得に買う方法などについて解説しますので、最後までお付き合いくださいね。
秋刀魚の値段が高くなると言われる理由3選!

秋刀魚の漁獲量は年々減っています。
秋刀魚が高くなると言われる理由はこんな感じ。
- 海水温が高い
- 燃料代が高い
- 中国の早どり
秋刀魚に何が起きているのか、さっそくみていきましょう。
海水温が高い

秋刀魚が獲れなくなった理由は、海水温が高くなったことが理由としてあげられます。
おつかれ秋刀魚。まだ北海道どすね(><)。今年は海水温高いどすから(^^)
台風してものは10年くらい前はグアムあたりで発生してたモンだけど小笠原辺りで出来るなんてどんだけ海水温高いんだよってそれでぁ秋刀魚の集まりも南下してそうだなぁ……
ああ美味しそう…! これだけ海水温高いと秋刀魚も近場まで来ないんですかね…
2010年過ぎごろから、釧路沖まで流れてきた親潮(寒流)の流れが変わってしまいました。
そのころから、秋刀魚が日本近海で獲れなくなってきたようです。
燃料代が高い

秋刀魚を獲るには船の燃料が必要です。
日本近海まで秋刀魚が来ていたころは、それほど燃料もかかりませんでしたが、秋刀魚の好む水域がEEZ(排他的経済水域)より東に移動してしまい、沖合まで取りに行かなければならなくなりました。
いまは船の燃料代がヤバいので魚もだいぶ高いですね。秋刀魚だいぶあおりを受けそうです
秋刀魚採れなくなってきてるし、漁に出ても燃料代も出ない様では、漁師さんも大変ですよね。漁師さんのご苦労話を聞いてから、スーパーの秋刀魚が高い、と言えませんでした
加えて、2020年ごろから始まった原油高による燃料費の高騰。
安全第一で操業して欲しいですね✨漁場まで行くまでに何時間掛かるんだろ…燃料代高いのになー😅
秋刀魚の値段を高くなってしまうのもしかたないですね。
中国の早どり

近年、日本食が人気となり、秋刀魚のおいしさも世界中に広まりました。
秋刀魚は世界的に人気のようですね。今朝のニュースで日本は一尾5000円と見て、目が落ちて転がるかと思いました。漁獲調整お願いしたい。。。
秋刀魚の生息域が公海に移動してしまったこともあり、中国や台湾の漁船の秋刀魚漁の早どりの影響が大きくなってきました。
このまま中国さんには日本近海でゴッソリ秋刀魚獲っていくとかも止めてもらいたいですね、
その秋刀魚、日本のいちばんデカい船の10倍くらいのサイズの中国船が大船団でやってきて、公海上で根こそぎさらってゆくそうです。脂の乗った秋刀魚になかなか出会えなくなるのかなあ。。
日本の秋刀魚が減った理由は中国などの早どりのせいではないかといわれていましたが、秋刀魚の個体数は減少しており、両国とも漁獲量は減ってきている模様。
そのため、2020年から北太平洋漁業委員会(NPFC)でサンマの漁獲枠を設定しています。
2023年から2年間は漁獲量の上限は25万トンと決まりました。
このように制限をしなければならないほど秋刀魚は減っているようで、安くなる理由は見当たりませんね。
秋刀魚は今年も高くなる可能性あり

ところで、2023年、秋刀魚は高くなるのでしょうか?それとも安くなるのでしょうか?
気になるニュースを2つ紹介します。
- 2023年初セリの値段が昨年の4倍!
- 水産庁の予測で来遊量は低水準
初セリの値段が昨年の4倍!

2023年8月21日の北海道ニュースUHBでは、秋刀魚は今年も高くなるとの報道が…
2023シーズン初めてとなる秋の味覚・サンマの初競りが8月21日、札幌市で行われ、1キロ当たり23万円で競り落されました。
引用:北海道ニュースUHB
北海道ニュースによると、1匹あたり17,000円だそうです!
いったい、誰の食卓にのぼるのでしょうか……?
秋刀魚買ってきたよ。
小ぶりだし、お高いけど…嬉しい😆美味しい😆
今年は秋刀魚が高いようですね。皆様くれぐれも焦がさないように。
秋刀魚高いですよね~もうスーパーで魚を買うというイベント自体貴重になってきました
何ともさびしい話ですが、大事に食べたいですね!
水産庁の予測で来遊量は低水準

2023年7月28日、水産庁から『2023年度 サンマ長期漁海況予報』が出されました。
2023年8月~12月までの見通しの内容をまとめるとこんな感じ。
- 秋刀魚の来遊量は低水準(2022年と同水準)
- 漁期を通じた漁獲物に占める1歳魚(体長27㎝以上)の割合は2022年を上回る
- 8月~9月は公海が中心、10月以降も公海を中心とした漁場となる
2023年も秋刀魚漁は厳しいようです……
秋刀魚は2023年も大不漁、これは海水温の上昇などが要因だそうです。
「買い負け」しているらしいのです。買い負けとは他国(日本の場合は中国が主らしい)が秋刀魚を沢山食べるようになり高値で買い占めるらしいです。
1尾30円だったサンマが、今年の初セリで2万8千円ですから
絵か写真を見るしかないです
公海を中心とした漁場になると、中国や台湾との獲りあいになってしまいそうですね。
しかし、2022年は漁獲量も少なく魚体も小さめだったようですが、2023年は体長の大きな1歳魚が増えそうなのは、明るい兆しですね。
秋刀魚が安くなる方法まとめ!

しばらく秋刀魚の高値は続きそうです。
すっかり高級魚になってしまった秋刀魚。それだけに、今まで以上に食べたくなりますよね。
そこで少しでもお得に食べる方法2つを紹介します。
ふるさと納税

ふるさと納税の返礼品として秋刀魚を送ってくれる自治体に寄付する方法です。
2022年現在のふるさと納税の返礼品として例をあげてみましょう。
北海道根室市 | 21,000円 | 秋刀魚30尾 |
岩手県釜石市 | 12,000円 | 秋刀魚7尾 |
1尾17,000円と考えれば送料込みでこの値段はお得ですね。
X(Twitter)ではこんな投稿が…
こうなると鯖と秋刀魚は、ふるさと納税で冷凍常備しとくしかないかな。。。銀鮭も欲しくなる。
返礼品は生の秋刀魚以外にも、干物や煮つけの缶詰、竜田揚げなどバラエティに富んでいます。
秋刀魚をお得に食べたい方は、秋刀魚を返礼品にしている自治体をさがして、ふるさと納税を検討するのも良いかもしれません。
秋刀魚の不漁で窮地に陥っているのは私たち消費者だけでなく、漁業従事者の生活にも大きく関わっていることに思いをはせる機会にしたいですね。
ネットで買う

ネットで買う、という方法もあります。
久しぶりに秋刀魚を😋🐟
以前豊洲市場のネット通販で買った冷凍品ですが、脂じゅわっと美味でした
楽天市場でも、1万円弱で40尾買える秋刀魚も!
一尾17,000円という初セリの値段から考えたら、夢のような値段ですね!
ネット通販なら、生秋刀魚だけでなく干物や佃煮などバラエティに富んだ秋刀魚が食べられます。
まとめ
年々、秋刀魚の値段は高くなっていますよね。
秋刀魚が高くなる理由3選はこんな感じ。
- 海水温が高い
- 燃料代が高い
- 中国の早どり
海水温が高くなり、秋刀魚が日本近海に来なくなってしまったことと、燃料代、中国をはじめとするアジア諸国との競争になってしまったことで、値段が高くなっています。
少しでもお得に買いたいなら、ふるさと納税やネット通販などを上手に使いながら秋刀魚を味わいましょう。
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